2015年12月30日
2015年12月30日
古代の氏族社会についての考察
古代の氏族社会はどのような形態であったのか。日本に残る文献は記紀しかなく、そこに隠された暗号を紐解きつつ記紀の研究を続けてこられた小川秀之氏の仮設を紹介する。
以下、「古代天皇制研究~母系制の考察を基盤にして」より
日本古代の天皇家を中心とした豪族社会は、通説では男子継承の父権社会と考えられている。 しかし、そう仮定すると次の問題にぶつかるのである。
1、少なくとも平安時代には母系制の所産であるとみなされる”通い婚”が貴族社会では存在していたと考えられているのに、古代社会が父系制だとすると、何故母系制に転換したのか。
2、何故、父系社会なのに女帝が何人も立ちえたのか。
3、父系社会であるとすると、何故、その権力の掌握者である天皇の死後、皇位継承に関して死んだ天皇の意向が尊重されなかったのか。
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投稿者 tanog : 2015年12月30日 Tweet