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本能を開く方法~腹式呼吸

前回の実現塾で腹式呼吸の事に少し触れられた。

今、社会に求められているのは、男は追求力、女は充足力である。男とも女もその力を十分に発揮するには対象への一体化が必要で、一体化する為には右脳を使い、言葉や既存の観念を超えて感覚で対象を捉える力が必要。つまり頭で考えずに充足、追求する事ができていることが必要になる。イメージとしては「観念回路を停止させ右脳をフルに使う」状態。

しかし、何か物事を考えるときには観念(=言葉)が必要で中々その境地にはなれない。

瞑想や肉体を限界まで使ってランナーズハイの状態の感覚に近いが、日常的にそれも仕事をしながらそういう状態には中々なれない。しかし誰もが必ず一度、それもかなり長い期間そういう状態で生きてきた時期がある。それはいつか?

赤ん坊の時である。言葉をまだ身につけていない赤ん坊がひたすら対象に同化して相手の表情や物事の変化を見て捉えていく。そして誰にも教わらないのに言葉を獲得していく。これが右脳中心の同化、一体化回路であり、それは多くの充足を伴う一体化充足の原初体験でもある。所謂その後の追求のエンジンはここで生み出されていくといっても過言ではない。
もちろん発想法や追求の訓練によって旧観念は剥ぎ取られて、本物の追求力を徐々につけてはいけるが、時間がやたらかかるし誰もがそう簡単にできない。

一つ方法がある。

複式呼吸である。血流や発汗に限らず人間の体内の殆どの機能は意識することなく動いている。しかし呼吸だけは意識的にできる。浅い胸式呼吸に対して深い腹式呼吸。腹式呼吸を意識的に日常に取り入れることで、本能回路が開かれ、「観念回路を停止させ右脳をフルに使う」状態に近づけるという。

それができるかどうかは各自試して見るとよいと思うが、いくつかのHPで腹式呼吸の紹介があったのでそれも合わせて紹介してみます。腹式呼吸は自律神経をコントロールでき、不安感を取り除きリラックスした状態を作り出せるらしい。私も一度試してみようかと思う。松尾伊津香さんの『エグゼクティブ・コンディショニング』 [1]から抜粋します。

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私たちの体にはそれぞれのバイオリズムが備わっています。ベストコンディションをつくるうえでいちばん大事なのは、それを崩さないようにすることです。
バイオリズムを保つうえで重要なのが、自律神経です。通常、日中は心身を興奮させる「交感神経」がオンになり、夜は心身をリラックスさせる「副交感神経」がオンになります。そして、日中は活動、夜は休息というリズムが保たれています。

問題なのは、現代人は夜遅くまで仕事したり、強い光を浴びたりしているので、夜になってもなかなか休息モードに切り替わらず、睡眠の質が低下してしまうことです。
そこで有効なのが、「腹式呼吸」です。腹式呼吸は自律神経を刺激し、副交感神経をオンにしてくれるので、心身をリラックスさせる効果があるのです。まさに睡眠の質を上げるのにぴったりの呼吸法。「腹式呼吸を5回するだけで、直後の睡眠の質が向上した」という報告もあります。

腹式呼吸とは、吸う息でお腹を膨らませ、吐く息でお腹をへこませる呼吸法です。とてもシンプルですね。

 【腹式呼吸のやり方】
① 背筋を伸ばして胸を軽く開き、鼻からゆっくりと息を吐いていきます。お腹の中の空気をすべて出すイメージで、おへそがへこむまで吐き切ります。
② へこませたお腹を緩め、鼻から息を吸っていきます。少しずつお腹に空気を送り込むように、数秒かけてゆっくり吸います。お腹がだんだんと膨らんでいくことを確認しましょう。
③ ゆっくりと息を吐いていきます。お腹の中の空気をすべて出すイメージで行いましょう。

これを10回ほど繰り返します。

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私は呼吸の指導をする際に、「深呼吸」と「深い呼吸」を分けています。呼吸を整えるときに必要なのは「深い呼吸」です。決して、いきなり吸ってがくんと吐く「深呼吸まず「呼吸の終わり」を意識しましょう。「しっかりと吐き切る/吸い切る」ということです。
下図を見てください。呼吸というのは、自動的に行われるもの。息を吐き出せば、次に吸う息がきます。その流れのまま、最初は自然に息を吸い込みます。後半になるにつれて、意識的に息を吸うようにします。「呼吸の終わり」を最も意識し、限界まで吸い切るようにします。」ではありません。では、どうすれば「深い呼吸」になるのでしょうか。

↓クリックしてみて下さい。

Book1

このように「自然な状態」「能動的な状態」を使い分けることを、瞑想の世界では、「Beの状態」「Doの状態」と呼びます。勝手に呼吸が沸き起こる前半の部分を「Beの状態」、つまり自分が力を加えずにただ呼吸をする、あるがままの状態としてのBe。一方、能動的に呼吸をする後半の部分を「Doの状態」としています。しっかりと吐き切る、吸い切るために、Doの状態ではちょっぴり呼吸を手伝ってあげるイメージです。

「頑張って深く呼吸しよう」と思っても、しっかり吐き切ったり吸い切ったりすることは難しいもの。そこで「呼吸の終わり」を意識することが重要です。呼吸を前半と後半に分け、Beの状態とDoの状態を使い分けるようにすると、呼吸がびっくりするくらい深まります。実際、ZERO GYMのお客様の中には、これを意識しただけで、呼吸が1分間に3回で終わった人もいるくらいです。ぜひ試しに行ってみてください。

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