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【新説】人類の歴史~現世人類はオランウータンから誕生した

昨日の実現塾で現世人類誕生の新説が話された。

人類はサルから進化した。2足歩行した類人猿に至っては700万年前~500万年前に世界各地でサルが地上に降りる中で発生したが、それらの種は今日の人類には繋がっておらず、何度も新種が現れ、絶滅した。その中で現世人類に繋がる種は約100万年前~150万年前の間に脳容量がまだ800g程度までしか進化していないホモエレクトス(原人)が由来とされている。現在の学会の定説では20世紀前半に登場した「アフリカでチンパンジーから人類が誕生した」という説が最も有力とされているが、最近その説が大きく崩れようとしている。

まずアフリカ単一起源説は2008年に発掘されたデニソワ人の登場とゲノム解析によって既に現在、学会においても見直しが始まっている。人類はユーラシア大陸のどこかで誕生したという説に落ち着きそうだ。さらにまだ一部の学者しか提起していないが、人類の祖先はチンパンジーではなくオランウータンであるという説が有力になりつつある。

これまではDNA解析で99%人類と同じチンパンジーが(当然)人類の祖先にあたるという説が何の疑いもなく信じ込まされてきたが、実はこの99%の元は人類とチンパンジーの全DNAのうち、一部が99%であるというだけであった。逆に言えばその一部(仮に3割程度)以外の残り7割は全く異なるDANなのである。またオランウータンと人類もまた一部のDNAは96%一致している。この一部のDNAが99か96かというだけで決まるような分析でかつては人類の祖先が決められていたのである。そればかりか、人類の祖先がオランウータンあるという根拠は形態的なもの生物学的な事象から多くある。一説では28ほどの事象が一致する。その中でも決定的な根拠を下記に並べる。

 ・血液型は人類もオランウータンもA,B,Oを持っているがチンパンジーはAとOが少しか居ない。
・オランウータンは直立できる。チンパンジーもゴリラも2足歩行は短時間にはできるが、多くはナックルウォーク(4つ足歩行)である。
・人類もオランウータンも白目と黒目がある。ほかのサルには黒目しかない。それで表情が読み取れる
・身長がチンパンジーは90cm程度に対してオランウータンは1.7m~1.2mでその後原人の身長が1.5mである事と整合する。逆にチンパンジーが祖先だとしたらより食糧事情の厳しい人類になって身長が伸びたというのが整合しない。
・人類もオランウータンも正上位で性交渉する。他のサルは後配位である。

orangoutang [1]

このように比較すればするほど人類の祖先はオランウータンである事がほぼ疑いのない事実である事がわかる。しかし、なぜこのような簡単な事が学会では取り上げられず、また比較の遡上にも乗ってこなかったのか。何らかの恣意性を感じざるを得ないが、西欧中心の学会の都合(西洋人はアフリカ起源のチンパンジー出)が座りがよかったのだろう。チンパンジーは父系制で非常に好戦的、それも西洋人の資質と近似している。また、科学の悪しき一面である何でも数字化して根拠を作れば事実らしき根拠が捏造できるという好例でもある。

この人類の歴史がオランウータン発、ユーラシア大陸発となるとその後の人類の進化、発展に関しても大きな見直しがかかる。ユーラシアとなれば、オランウータンの生息域から自ずと誕生した場所が絞り込まれ、100万年前にはまだ大陸であったスンダランド(現在の東南アジア)が発祥となり、既に発掘証拠のあるジャワ原人が人類の祖先であることはほぼ確定できる。ジャワ原人は150万年前と言われており、人類の誕生は少なくとも150万年前、さらに180万年前あたりからオランウータンの突然変異で足の指で木がつかめなくなった種が地上に降りたと思われる。スンダランドは標高も低く島々が海に浮かんでいた可能性があり、海洋資源が豊かで大型肉食獣も少ない環境下で木に登れないカタワのサル=人類であってもかろうじて生きながらえることができた。逆にそういう環境でようやく人類の歴史は始めることができたとも言える。

ジャワ原人は脳容量がまだ800ccしかなかったが、その後数回の段階的な小進化を遂げ、1350cc、今日の人類の脳まで拡大した。ジャワ原人からデニソワ人、さらにネアンデルタール人となり現在のホモサピエンスへと進化を続けた。
その足跡についても実現塾で語られたが、続きは次回へ回します。

参考投稿
現存する人間に最も近い生物はチンパンジーではなくオランウータンだ [2]

ジャワ原人の一部が、ユーラシア大陸のアルタイ地方にわたり高地・寒冷適応して「デニソワ人」になった!? [3]

 今、ホモ・サピエンスのアフリカ起源説など人類史の常識が次々と覆されている(2)~ホモ・サピエンスはユーラシアで誕生した [4]

 

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