縄文探求シリーズ 今回は、縄文時代の狩猟についてです 😀
縄文時代に狩猟してた動物は、鹿・猪が全体の75%をしめています。
あとの25%は、タヌキ、野ウサギ、サル、ムササビ、カワウソ、テン等ですが、いずれも数%ずつ。(カワウソ、テン等は肉がまずいので、食肉以外に毛皮獲得用であった可能性があるそうです。)
では、縄文時代の狩り、いったいどんなものだったのでしょう
続きはぽチッと押してから・・・
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縄文カレンダーによると、狩猟は主に冬 にしており、他の季節は、春は貝や山菜 、夏は漁 、秋は木の実 を食糧としていたようです
では、なぜ狩りは冬に行われていたのでしょうか 🙄
ズバリ 他に食べるものがなかったからです
狩りは、いつも捕れるとは限らず、供給源としては安定しないため、それに頼ることはできる限りしたくなかっただろうと思われます
なので、貝が取れる時は貝を、木の実が取れる時は木の実を主な食糧としていました。
(冬は木の葉が落ちて見つけやすい、脂肪がのっていておいしいから、毛皮が冬毛になっていて利用価値が高いから、等の説がありますが、それらは主要因ではないようです)
ではどうやって狩りをしていたのでしょうか 🙄
犬と弓矢
遺跡から出土する猪や鹿の依存体からは、犬による噛み跡が発見されています。
縄文人は狩猟用に犬を飼っていました 😀
獲物の狙いを定めると、まず複数の犬で追い込んで(一匹だと逆にやられてしまう)、獲物の足が止まったところを、人間が矢で射る という役割分担でした。
猪の場合は、矢が命中したくらいではそうそう死なないので、最後は弱ったところを人間が槍などでとどめをさします
人間が矢を射れるように、とどめをさせるように、犬が人間と二人三脚で頑張ってくれていたんですね
落とし穴
落とし穴は各地の遺跡から発見されていて、その形状は様々。
色んな工夫が施されていたようです
単純な穴では這い上がって逃げられてしまうので、落ちたら二度と上がれない様な工夫がされていました。
①袋状に掘る
図のとおり、袋状に掘ると、一回落ちたらもう這い上がれないですね
②底に尖った棒を刺しておく
穴の底には尖った棒が差してあり、落ちた獲物は傷を負って逃げられなくなります
③細い穴を掘る
ちょっと変わった形状ですが、前足が落ちてしまうと、もう身動きがとれなくなってしまいます
わかりやすいイラストを作ってみました
次回の縄文探求シリーズは、土器についてです
お楽しみに~ 😀