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宗教ってなに?5~全ての古代宗教の起源? 原始ミトラ信仰①~

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<牡牛を屠るミトラの図>
こんにちは:D
 「宗教ってなに?」シリーズ第5回目は、全ての古代宗教の起源?!と囁かれている原始ミトラ信仰について見ていきたいと思います。
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るいネットより「 古代宗教の共通起源=アーリア人のミトラ信仰 [3]

なんでや劇場では、古代宗教の起源については、次のように展開されている。
2600年前、ほぼ同じ頃に、ユダヤ教・仏教・儒教が生まれた。この時代、誰もが飢えと抑圧に晒されていた。つまり生存闘争の圧力に晒されて私権闘争に明け暮れ、その結果、必然的に生じる戦争や抑圧や貧困に苦しんでいた。周りの人が飢えや抑圧に苦しんでいるのを見て「何とかしなければ」という思いを強く抱いた者たち(キリストや釈迦・孔子)がつくったのが宗教。しかし、現実に人々は私権を共認しており、そうである以上、私権闘争に明け暮れる現実も、その結果たる抑圧や貧困の現実も変わらない。つまり、現実は変革不可能である。だから、現実に背を向けて山奥に篭もって、神とか愛とかの観念を作り出した。それが古代宗教である。
実現論2_6_03によると、
>共認を唯一の武器として進化してきた人類は、異性や仲間や集団との共認充足なしには生きられない動物だからである。ところが、性闘争→私権闘争→私権統合によって本源集団は解体されて終ったので、失われた本源価値(異性や仲間や集団との共認充足)を幻想観念化して、頭の中で共認充足するしかなくなって終った。しかも、その様な幻想観念(古代宗教や近代思想)を創り出した思想家たちは、本源価値を破壊した、本源価値の対立物たる現実を否定し、反現実or 脱現実のベクトルに貫かれた非現実の地平に、本源価値を再生する幻想観念(「神」や「人間」や「自由・平等・博愛」やそれらを具有した「個人」や、それらを実現する「民主主義」)を構築した。
近代思想の源流にキリスト教、さらにはユダヤ教があるのと同様に、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教など現在の全ての主要な宗教の起源があるらしい。アーリア人のミトラ信仰(原始ミトラ教)というものだ。
原始ミトラ教は、アーリア人の宗教の神の一柱ミトラを主神とした宗教で、メソポタミア周辺に定住したアーリア人(イラン・アーリア人)のミトラ信仰が元になって、原始ミトラ教が作られた。それが分裂してゾロアスター教が生まれた。ゾロアスター教では、この世は善(光明)の神アフラ=マズダと悪(暗黒)の神アーリマンが絶え間なく戦い、最後に悪は敗北し、世界は大火災による終末を迎え、人は最後の審判を経て救済されるとした。ユダヤ人はゾロアスター教から二元論的終末論を採用し、ユダヤ教を作り上げた。それがキリスト教にも受け継がれた。一方、インド・アーリア人は、ミトラ信仰を元に、土着の信仰を取り込んでバラモン教を作り出し、そこからヒンドゥー教や仏教が生まれた。仏教の「弥勒」の起源も、ミトラ神らしい。
ユダヤ教とキリスト教とイスラム教が同じ起源をもつことは知られているが、ミトラ教まで遡ると、ヒンドゥー教や仏教まで同じ起源となる。つまり、儒教を除いて、古代宗教の全てが同じ起源だということになる。
では、ミトラ神・ミトラ信仰とはどのようなものだったのか?それを解明することで、どのようにして、古代宗教が生まれたのか?がわかるのではないか。

全ての古代宗教の起源ともなったミトラ教が現在それほど知られていないのはなぜなのでしょうか? 🙄
また、ミトラ神とはどのような神だったのか?
ミトラ教の中身とは?
詳しくは、次回扱いたいと思います。

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