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宗教ってなに?~4.宗教の変換について

Posted By hi-ro On 2010年4月24日 @ 3:46 PM In Ⅵメソポタミア文明 | 4 Comments

こんにちは。カッピカピです。 :D
 ちわわさんからの期待を受け、「宗教ってなに?」シリーズ第四回目の記事を書いてみたいと思います。第四回目のテーマはズバリ、宗教の変換についてです。
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 宗教の変換を、メソポタミアの歴史から追っていきたいと思います。
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まずは、シュメール人がメソポタミアに移住してきた辺りからざっと時代を追ってみたいと思います。
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 ①の守護神信仰から多神教へ移行する過程は、シリーズ2回目の記事「精霊信仰と守護神信仰の違いについて」で書いたように
都市集団の乱立→都市集団の序列化→神々のヒエラルキー化→多神教
という流れだと考えられます。そして、②の初期王朝時代に入ると、王の絶対化を図るため、神々の序列化はますます発展したものと考えられます。
 
 つまり、この頃は、支配層の権力をより強固なものにするために宗教が利用されていたと考えることが出来ます。
 ③の覇権闘争がオリエント全域へと広がるころには、世襲制・相続制が確立され、未来永劫続く身分制に、非支配層はもはや、神を信仰していても何の役にも立たないという意識になっていったと考えられます。この頃に、釈迦や孔子といった観念宗教の創始者が現れたのは必然であったのではないでしょうか。
 略奪闘争がはじまって以降、本源集団はことごとく解体されていき、同時に私権圧力はどんどんと高まっていきました。そのような状況の中、生涯身分固定という現実に何の可能性もない非支配層が、せめて頭の中だけでも充足したいと願い、観念宗教に収束していったことは必然であっただろうと思われます。
 そして、覇権闘争を経た、巨大な国家は非支配層に広がった宗教を利用し、肥大した社会を統合しようとしたのです。
 ここまでの、宗教と国家、つまり社会統合組織の変換についてまとめてくれた投稿が、るいネットにありますので、以下に引用します。
                     
るいネットより「社会統合組織の史的総括 国家と教団 [4]

新しい社会統合組織を考える為にも、まず過去の社会統合組織について簡単に押さえておこうと思う。
A.国家
社会統合は、剥き出しの武力(強制共認)から、私権の追共認(受容共認)へ、更に法制共認(自主共認)へと移行していった。
○武力統合の時代
戦争の外圧⇒暴力装置(軍隊、収奪=徴税、監獄)による絶対支配

○私権統合の時代
私権獲得の強制圧力⇒力の序列共認=力の追共認

○法制統合の時代
力の序列共認⇒身分序列(資格を含む)の共認を主柱とする法制共認
a.教団
国家(武力統合)は、その秩序の維持を、次第に、より能動的な共認に依存するようになる。
そこでは、まず何よりも、私婚(家族)・私権(身分序列)の追共認に依拠する。
本源集団が解体され常に警戒心を抱えた人々にとって、「自分以外は全て敵」という性闘争(⇒自我)に立脚した私婚・私権の追共認は、容易に主体的(肉体的)な自主共認として浸透した。
また、現実には失われた心(=期待応望)の充足欠乏に応えてくれるものとして、本源価値に立脚した宗教が登場する。
頭の中だけなら、誰もが全面的に自主共認できる。
そうして人々は、自ら倒錯観念収束を強めていった。
従って最終的には、国家は、心を支配できるこの倒錯観念に依存するに至る。
観念支配の始まりである。

                     


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[4] 社会統合組織の史的総括 国家と教団: http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=5869

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