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ギリシャといえばオリンピックの祭典

こんにちわちわわです。
古代ギリシアといえば、オリンピアの祭典、いわゆるオリンピックです。
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今ではど派手なオリンピックですが、昔から結構派手だった様子です。
オリンピック会場には常に4万人の観客が訪れたようです。
しかもみんな男。ちょっと気持ち悪いですね。
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オリンピックは、前8世紀から4年ごとにずっと開かれています
各ポリスから選び抜かれた選手達がオリンピアに集まって、円盤投げとかレスリングとか、戦争に直接関わるような競技が中心ですが、それで栄誉を競い合います。優勝しても賞金とかないけれど、全ギリシア世界にその名前がとどろき渡って、優勝者の彫像が作られて神殿に奉納されたりする。名誉なことだったそうです
エリスというポリスがオリンピアの祭典を主催するのですが、開催前にエリスから開催を告げる使者が全ギリシアのポリスにすべての戦争の休戦を告げなす。オリンピックは三ヶ月間やるのですが、その間一切戦争は禁止されるのです。各ポリスはこれをちゃんと守っていました。
何故、ギリシアではスポーツ競技会のために戦争まで中止したかというと、オリンピックそのものがゼウス神に捧げる宗教儀式だからです。
休戦を破ったらオリンピックの参加権がなくなるばかりでなく、デルフォイの神託がもらえなくなります。デルフォイの神託というのは、ギリシア人みんなが信じているデルフォイ神殿の巫女さんの霊験あらたかなお告げで、神のお告げが聞けなくなるのはやっぱり困るわけです。
それからオリンピックは女人禁制です。会場は神聖な場所だからです。見物客は4万人位集まったといいますが、みんな男。そして選手はみんな裸。トレーナーも裸。古代ギリシアは男の世界です。
なんと、ペルシアの大軍がギリシアに攻め込んできた時にも、オリンピックは開催しているんです。
これが、テルモピレーの戦い(前480)です。
ペルシア軍の兵力は30万の陸軍に海軍1000隻。これを迎え撃ったのがスパルタ軍を中心とするギリシア軍7000。
あまりにも少ないですね。オリンピックで兵隊が集まらなかったらしいです。
ただ、このスパルタ軍は最後の一人まで戦い抜いて全員玉砕しました。、
ちょっとあきれてしまいますね。

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