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古代ギリシャで哲学が花開いたのは何で?

ギリシャシリーズ第2弾です
昨日のカッピカピさんの記事 [1]の通り、古代ギリシャでは、労働は奴隷の仕事でした。
なので一般市民の男性は基本的にヒマ
戦争に備えて体を鍛えてみたり 、アゴラと呼ばれる広場に集まっておしゃべりしてみたり・・・。
それでもヒマです
人間ヒマだと余計なことを考えだすものです。
”何で世界は出来ているのか・・・・・・・・ 🙄 ”
      
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古代ギリシャで参政権のある男性は特権階級なので、労働はしません
することといったら政治(or戦争)くらいしかありませんでした。
人間ヒマだと余計なことを考え始めるものです。加えて政治しかすることがないので、”政治の世界で上に立ちたい ”となるのは当然ですね。
政治は、一応民主制なので参政権のある男性全員で行われるのですが、特権階級とはいえ、例えば最大のポリスであるアテネだと、時代にもよりますが6,000(~30,000)人くらいの人数にもなります。
そこで自分の意見を通そうと思ったら、相当な弁術が必要。
相手を打ち負かすのが目的なので、絶対真理なんて必要ありません 🙁
ある時は黒を白と、またある時は白を黒と言いくるめる。要するにいかに屁理屈をこねるかが重要な世界
そこで花開いたのが哲学だったんです。
ソフィストと言われる弁論術教師が活躍するようになり、人々はソフィストに授業料を払って弁論技術を学ぶようになります。
例えばこんな感じ。
「友人にウソをつくことは正しいか?」
→「それは不正である」
「では、病気の友人に薬を飲ませるためにウソをつくのは正しいか、不正か?」
→「それは正しい」
「あなたは先ほどはウソをつくのは不正と言い、今は正しいと言った。一体どちらが正しいのか?」
→「そういわれるとわからない」
「あなたは何が正しくて、何が正しくないかを知らないのに、今まで知っていると思ってたんですね」
・・・・・・・ってまさに屁理屈
(ギリシャで名を挙げた哲学者には有名なソクラテス、プラトン、アリストテレスなどがいます。)
哲学って、時間を持て余した有閑貴族が生み出したものだったんです
参考サイト
「世界史講義録」http://www.geocities.jp/timeway/kougi-12.html

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