こんばんは、カッピカピです。【チームユダヤ】として2回目の投稿です。
先日、ちわわさんが、『キリスト教によるユダヤ人全滅思想』 [1]について書いてくれました。
簡単に要約すると、ユダヤ人全滅思想が広がったのは、ユダヤ人がキリストを殺害したという説が広まっていったから、とのことでした。
しかし、この件より前から、ユダヤ人は迫害されてたことは事実です。
そこで、今日は、ユダヤ人が迫害されてきた理由について調べた結果を書いてみたいと思います。
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人類の歴史上、ユダヤ人ほど憎まれてきた人々はいなかったと言われています。
古代の異教社会、また宗教、無宗教を問わず、さまざまな社会でユダヤ人は憎しみの標的となってきました。ファシストたちには、共産主義者と非難され、共産主義者たちからは資本家の烙印を押されてきました。
文字通りの無数の人々が、ユダヤ人とはユダヤ人以外の人間の生血を吸い、疫病の源であり、井戸に毒を入れ、世界制覇をもくろみ、神さえも殺した、と信じてきました。
もっとも顕著なことは、ユダヤ人は居住したほぼすべての国から追放されてきたという事実です。
反ユダヤ主義が世界のどこでも起きる普遍性、根深さ、連綿と途切れず繰り返される理由はいったいどこにあるのでしょうか。
この問いに対する答えの中で、決まって取り上げられるのが、経済的な要因です。さらに、スケープゴートの必要性、人種的憎悪、外国人への嫌悪、ユダヤ人の富裕、そして職業上の成功への妬み、宗教面での非妥協性です。
しかし、これらの答えは、どんな要因が反ユダヤ主義を悪化させ、特定の状況の中で反ユダヤ主義を表面化させるきっかけとなったかを説明しているにすぎません。
つまり、どの答えも、反ユダヤ主義が世界のあらゆるところで絶え間なく起こり、人々のユダヤ人に対する憎しみがなぜそれほど深いのかの説明になっていないのです。
この普遍性はどこから来るのか―
不思議なことに、記録が残されているユダヤ史の黎明期から現代まで、ユダヤ人は「なぜユダヤ人は苦難を強いられるのか」を問うことはなかったようです。現代のユダヤ人だけが、この疑問を提起しています。
それは、昔のユダヤ人には、正確にその理由が分かっていたからではないでしょうか。
どうやら、ユダヤ人は自らの歴史をとおして、ユダヤ人憎悪は、自らのユダヤ人らしさがもたらす避けられない結果であると考えてきたようです。
この「ユダヤ人らしさ」とは、とどのつまり「ユダヤ教」のことです。
『反ユダヤ主義の根本原因は、ユダヤ人をユダヤ的にさせてきたもの、つまり、ユダヤ教である、と言えそうです。