こんばんは、saahです。
当縄文ブログでは、日本の縄文に限らず世界の「古代文明」も扱っていますが、その中でも私たちは数人で「新大陸」における文明を築いた人々について、この1年いろんなテーマを設定し、追求してみました。
戦争発祥の元となる意識はどこから芽生えたのだろうかを探る為、旧大陸の文明との比較の意味で昨年から続いて新大陸の3大文明である、「マヤ」「アステカ」「インカ」において、いろいろな側面から調べてきました。
時々過去の投稿を振り返ってみることで改めて全体のテーマがはっきり見え、追求の視点に抜けがないかなどがわかりますね。
その意味で今日はこの1年間の投稿を振り返ってみたいと思います。
一緒に振り返ってくれる人は応援よろしく!
[1] [2]
まずこの1年の新大陸文明の関連投稿です。
■アステカの統合は掠奪支配ではなく、部族の連合による秩序化だった。 [3]
2008年01月25日
■アステカの信仰と国家(集団)統合様式の関係 [4]
2008年01月26日
■鉄や銅を使う必要が無かった文明の不思議 [5]
2008年02月23日
■旧大陸における鉄器の発達の歴史 [6]
2008年02月25日
■新大陸の文明は石器時代?金属の使用から文明を問い直す。 [7]
2008年03月07日
■古代アメリカ文明は私権闘争の結果築かれたものなのか? [8]
2008年05月01日
■アンデスの古代文明に見る闘争とは? [9]
2008年05月03日
■古代アメリカ文明 [10]
2008年05月03日
■マヤの統合軸は私権による統合だったのか、それとも・・・・? [11]
2008年05月17日
■マヤの国家間の闘争形態とは? [12]
2008年05月30日
■マヤ文明「国内での“お家騒動”」はあったのかどうか。あったとしたらその結果どうなっていったのか。 [13]
2008年06月01日
■マヤ文明の婚姻制度 [14]
2008年06月03日
■仮説:マヤ社会の成立と滅亡 [15]
2008年06月12日
■太陽に仕えた『選ばれし処女たち』:インカの婚姻様式は?そこには私権の芽はあったのか [16]
2008年07月11日
■インカの婚姻様式②~庶民の婚姻様式は? [17]
2008年07月26日
■インカの支配体制は? [18]
2008年07月27日
■インカ帝国の交易 [19]
2008年08月09日
■インカ拡大路線のなんで? [20]
2008年08月12日
■インカの王位継承権争い=私権闘争? [21]
2008年08月16日
■インカ帝国内における土地の所有形態から、蓄財意識は芽生えたのか? [22]
2008年08月22日
■インカの「交易」は、実際は交換 [23]
2008年09月20日
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■北方モンゴロイドって何? [24]
2008年09月18日
■最初のアメリカ人とは? [25]
2008年09月21日
■DNAから、人類の拡散を探る [26]
2008年10月31日
■アメリカの先住民はどこから来たの? [27]
2008年11月02日
■DNAから、人類の拡散を探る その2 [28]
2008年11月15日
■DNAから、人類の拡散を探る~その3 [29]
2008年11月17日
■DNAから、人類の拡散を探る その4 [30]
2008年11月29日
■【古アメリカ文明の基層】北方モンゴロイドって何? ~日本人にもある「蒙古襞」~ [31]
2008年11月29日
■DNAから、人類の拡散を探る~その5 [32]
2008年11月30日
■DNAから人類の拡散を探る その6 [33]
2008年12月13日
■DNAから人類の拡散を探る~総集編 [34]
2008年12月14日
■番外編 DNAから人類の拡散を探る [35]
2008年12月27日
といった感じでした。
8月までは新大陸の3大文明において、それぞれ私権性の有無、戦いの内容において他部族の侵略など、戦争拡大に繋がってゆくような状況の有無を調べてみました。
資料も少なく、素人の集まりでは有効な事実の解明にまではなかなか行き着かなかったのですが、それでも旧大陸の様な私権性やそれに基づく侵略支配といった構造とは違った様子が見て取れたと思います。
9月以降は、そういった新大陸の文明を作った人々とは一体どのような人々だったのか、もう少し時代を遡って、人類の拡散→新大陸への移動の時期とルートを調べることで、そのルーツを探ってみることにしました。
大きくは遺跡や、人骨、歯など、考古学的な資料からの推測と、一方で近年研究が進んできたDNAの解明から人類の起源を探ることと、両面からアプローチしています。
ただどちらにしても、資料もまだまだ少なく、いろんな説が並存している状態であり、今後の研究成果が期待される分野でもあります。
こうしてみると新大陸にまつわる話はどこをとっても定説がない分野ですね。
私たちも引き続き追求を続けていこうと考えていますので、今後も応援、よろしくお願いします。