- 縄文と古代文明を探求しよう! - http://web.joumon.jp.net/blog -

北方モンゴロイドって何?

Posted By nandeya On 2008年9月18日 @ 10:45 PM In Ⅰ文明前夜・石器時代・巨石文明 | 6 Comments

これまで、アステカ・マヤやインカなど、西洋に破壊される以前のアメリカ大陸文明を探求してきましたが、これらの文明を興した人々は「モンゴロイド」であり、日本人とはとても近い存在です。(見た目にもそうですし、最近のDNA分析でも明らかになりつつあります)
一方で、「リーマン破産」、「メリルリンチ合併」、「AIG救済」などアメリカで金融破たんが始まり、世界的な経済破局の様相を呈してくる中で、われわれ日本人は何をすべきか?そして、その可能性を探るために日本人の起源の探索に関心が向かっています。
そこで、日本人とインディアン、インディオの共通の祖先であるモンゴロイドとは何か?どのようにアメリカに渡っていったのか?ついて探索していくことにしました。
詳しい方もちょっと関心があって調べてみたという方も、関連する史実があればどんどん記事にしていきましょう。
%E5%8C%97%E6%96%B9%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E6%9D%B1.jpg [1]
九州大学ミニミュージアムからお借りしました。


はじめに、現在、明確になっている史実と説を示します。
1.「北方モンゴロイド」には固有の特徴がある。
「モンゴロイド」の中にも固有の特徴をそなえたいくつかのグループがあるのですが、なかでも「北方モンゴロイド」にはモンゴロイドだけでなくコーカソイドやネグロイドとも異なった固有の特徴をもっています。
特徴は、「手足が短い」「一重まぶたで細い眼」「のっぺりした顔」など寒冷地に適応したものです。
図にロシアのバイカル湖の西側「マリタ」という遺跡が示されていますが、この約2万5千年前の遺跡で北方モンゴロイドの特徴をもった子供2体の骨格と大量のマンモスの骨が発掘されています。(気候は寒冷期で今よりも7~8度も寒い)
このあたりでモンゴロイドが寒冷地適応していったと考えられています。
2.北方モンゴロイドはどこからシベリアに来たか?
はじめに示した図にあるように、東南アジアから中国経由で北方へ渡ったという仮説と、もうひとつ、ヒマラヤの西から北上したという仮説があります。これが下の図です。バイカル湖のもっと西方でさらに旧い石器が発掘されているからです。
%E5%8C%97%E6%96%B9%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E8%A5%BF.gif
日本人はるかな旅展からお借りしました。
3.北方モンゴロイドがアメリカへ
特徴をもった北方モンゴロイドは、2万年まえから拡散した形跡があり、現在ではイヌイットやモンゴルや中国や韓国、そして日本にも拡散しています。
シベリアからアメリカ大陸につながるベーリング海峡は、寒冷期には陸続きになりますが、1万2千年前に、陸続きのままで氷が解けた状態になったと想定されています。
マンモスやトナカイを追っていた北方モンゴロイドは、これら追ってアメリカ大陸にやってきたと考えられます。アメリカ南西部の遺跡でマンモスの骨が発掘されています。
(ただしアメリカ大陸には1万2千年前もっと旧いと思われる遺跡もあり、異説もあります。)
4.「アステカ」や「インカ」も北方モンゴロイド?
明確な北方モンゴロイドの遺跡があるバイカル湖西の「マリタ」遺跡や、その東方(北海道にも)にみられる「細石刃」様式と呼ばれる石器ですがこれは図で示すように棍棒に剃刀のように刃を取り付けて使用するものです。
%E7%B4%B0%E7%9F%B3%E5%88%83%EF%BC%88%E5%86%99%E7%9C%9F%EF%BC%89.jpg
細石刃 1万7000年前
北海道 白滝・幌加沢遺跡出土
日本人はるかな旅展からお借りしました
こういう感じで使ったと考えられています。↓
%E7%B4%B0%E7%9F%B3%E5%88%83%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9.jpg
ところが、
なんと、これと同様のものが、アステカ(500年前のメキシコ)でも見られます。
スペインによる侵略前のアメリカでは金属器を使用することなく、2万年前と同様の石器が使われていたのでした。
%E3%83%AF%E3%82%B7%E3%81%AE%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%80%80kei%E3%81%AE%E7%8B%AC%E3%82%8A%E8%A8%80%EF%BC%A2%EF%BD%8C%EF%BD%8F%EF%BD%87.jpg
アステカの戦士の古絵文書をプリントした土産もので、写真は、keiの独り言Blogからお借りしました。
右側の「鷲の戦士」が細石刃を使っています。(ちなみに左側は「ジャガーの戦士」と呼ばれており、ジャガーの皮を被っています)
by tamura


Article printed from 縄文と古代文明を探求しよう!: http://web.joumon.jp.net/blog

URL to article: http://web.joumon.jp.net/blog/2008/09/601.html

URLs in this post:

[1] Image: http://blog.kodai-bunmei.net/blog/%E5%8C%97%E6%96%B9%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E6%9D%B1.jpg

Copyright © 2014 縄文と古代文明を探求しよう!. All rights reserved.