○縄文土器や弥生式土器は一体どうやって焼いていたのでしょうか。
縄文式土器のまだらな黒斑弥生式土器の丸い黒斑
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●まずは縄文土器の焼き方です“>(「縄文土器を作ろう」) [3]より
最初に熱を満遍なく加える
マキを立てかけ燃やす
土器を倒して底を焼く
焼き上がり
●次に弥生式の焼き方(インターネット発掘情報館) [4]より。
わらを積む
灰を掛けて火をつける
燃焼風景
焼きあがり
◎最初の写真のように縄文土器の「野焼き」の場合は土器の全般にわたって黒焼き斑が出来ます。
一方、弥生式の「覆い焼き」の場合は下になった部分に熱が通りにくいため、その部分に丸い黒斑が出来ることでその区別が分かる。
弥生式の場合は灰や土を被せるため、その分熱効率がいいので、「ちょっとしたちがいですが、この方法のおかげで弥生土器は均質(きんしつ)に硬く焼き上げることが簡単にできるようになったのです。 」(インターネット情報館)
確かにちょっとした違いですが、そのおかげで、薄く作ることが出来、持ち運びにも随分便利になったことと思われる。
しかし縄文土器に比べると弥生土器は薄くのっぺらぼうで、実用一辺倒という印象ですが、その違いが極端なだけに、縄文と弥生の精神世界の違いを一層鮮明に感じてしまいます。