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縄文土器・模様の意味は!?

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 様々な模様が象徴的で有名な縄文土器。 縄紋土器の縄の模様で一般的に知られているのが単純に縄を撚っただけ、節が一つの「単節縄文」と言います。「複節」、「複々節」さらに、縄の真ん中を縛り、転がすと羽のような模様になる「羽状縄文」。また、棒状のものに巻きつけて転がして模様をつけたものがあるそうです。
 余談ですが、縄にも右巻きと左巻きがあって、作った人の癖と言うか、古代の人が右利きか左利きどちらが多かったか分かるかもしれないですね。
 模様をつける縄にも様々ありますが、模様の意味には色々な説があるようです。興味深いので少し調べてみましたので事例を挙げたいと思います !
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①土器の器面を締め、水の浸透を悪くすると同時にに表面積を大きくし、土器の表面からの蒸発を促進するため。
②縄文を蛇に見立ててネズミが食料を奪うのを防ぐため。
③装飾性を競うことで女性の気を惹く為。(土器製作を男性が担っていたかどうかは今のところまだ解明されていない)
④雄全般を表すと同時に、力を象徴する性の神でもある蛇を模様に表現する為。
⑤男根をイメージさせる蛇に生命の象徴を見出し、その信仰から土器に蛇の模様を施すため。
⑥脱皮を繰り返す蛇に再生の力を見出し、その信仰から土器に蛇の模様を施すため。
⑦縄文時代、食中毒は致死に至る程の脅威的なものだった。土器に食べ物を保管する際、魔(食べ物が腐ること)を防ぐ為に魔除けの縄文を施したため。
(神社の注連縄や、横綱の綱や土俵にも代表されるように、古来・縄には魔除けという機能や意味があった)

⑧縄文は木の繊維によってつけることで、木の生命力を塗り込んでそれによって悪魔が進入するのを防ぐため。
⑨植物の繊維は一本だと弱いが、それを数本あわせて撚(よ)りをかけ縄にすると、巨大な石をもちあげる強力な力を発揮します。そこでその「超自然な力」にあやかろうと、壊れやすい土器の表面に縄の模様を刻み込んだため。
(代表的なものとして生命力があり、短時間で真っ直ぐ育つ大麻が挙げられる)

⑩諏訪の水煙、佐渡の火焔などは、水、火を守り神にして、悪霊侵入を防ごうとしたものともいわれる。縄文土器の縄目文様も「空間の恐怖」によるものであり、「何も文様のないところには悪霊が入ってくる」ので、「木の霊」を文様にして悪霊侵入を防ごうとしたため。
 土器としての実用的な機能のためというもの、装飾から精霊信仰まで、様々な説があるみたいですね 個人的には「あらゆるものの背後に神(精霊)を見た」と言われる縄文人の心理から考えると、実用性・装飾性を重視したというよりは、信仰からくるものが大きかったのではないかと思います 😀
 蛇・植物繊維・木の生命力・・・etc様々な説がありますが、これも地域・気候・信仰の内容によっては差があったのではという気もしますが・・・「縄文の模様の意味」皆さんは何が一番有力だと思いますか?

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