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大航海時代にヨーロッパ人がもたらしたもの=病原菌

こんにちわちわわです。
今回も大航海時代にからんだ話題から。
大航海時代、ポルトガル、スペインの中南米への進出により、インカ帝国やアステカ帝国はあっという間に滅ぼされます。その理由の一つが銃火による圧倒的な戦力であることは言うまでもありませんが、もっと恐ろしいのはヨーロッパ人が持ち込んだ病原菌です。コルテスによる征服の直前、メキシコ中央部の人口は2500万でしたが、50年後には265万人に激減しています。
また、ペルーでも、80~90%の人口が失われたと言われています。

これは、現地人が奴隷化され、金銀採掘やサトウキビ栽培で酷使されたことも一因で、確かに多数の死者がでているようですが、ヨーロッパ人がもたらした天然痘、はしか、マラリアなどによってアメリカ大陸の住民が受けた影響のほうが、はるかに甚大でした。
http://homepage3.nifty.com/ryuota/earth/history14.html

古くから牧畜を行い、他国との交流も盛んだったヨーロッパ人はある程度病原菌に対する免疫力を高めていたのに対し、中南米大陸の人達はこれまで他の大陸の人と接することが無かったために、免疫力が無かったのです

アフリカ大陸の黒人を奴隷として大量につれてきたのも、現地人の人口減少により、労働力が圧倒的に不足したためで、同じく植民地化されたアジアの国々は免疫力を持っていたため現地人で労働力を確保でき、奴隷貿易の対象にならなかったのが大きく異なるところです。

他国と接触の無かった日本でも古くから疫病は恐ろしいものとされてきましたが、大量死にいたる本因は飢饉による飢餓によるもので、本格的に疫病が蔓延するのは中国大陸に戦争に赴くようになる明治後期から大正時代あたりです。

幸いな事にこのころには既に西洋医学がもたらされ抗体物質の投与も可能で、アメリカ大陸のような悲劇は回避できたものと思われます。
もう一つ、日本人の他国と異なるところは、非常に清潔だったところです。清掃の習慣の無い中国などとは決定的に異なります。
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