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マヤはインカやアステカとは違って、なぜ2000年もの長きにわたって、統一王朝が出現しなかったのか?その2

Posted By bunbun On 2007年10月15日 @ 10:00 AM In Ⅸマヤ・アステカ・インカ文明 | 1 Comment

こんにちわ :D
今回は
マヤはインカやアステカとは違って、なぜ2000年もの長きにわたって、統一王朝が出現しなかったのか?」シリーズ第2段を投稿したいと思います
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(出典:ブログ el viaje del mundo)
しかし、さすがに「謎の文明」と言われるだけあって、統一王朝が出現しなかった理由も正直定かではありません
今回は、定かではないなりにも、今まで言われてきた説をまとめつつ考えられる説をあげていきたいと思います
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前回、マヤが単なる分立国家ではなく服属的な関係をもった複数の連合国家であったらしいという事を提起しましたが、
【仮説1.小分立平和都市国家群だった説】
NHKのマヤ特集の背景にあるのがこの説。マヤは小分立平和都市群だったが、そのなかでティカルのように特に発展した都市国家が他を支配しようとして滅び、他の都市国家は残って発展したという説。しかし、当時ティカルだけが滅んだのではないし、アステカの影響も無視した説であり「国家は本来こうありたい」と願う願望に基づく説であろう。
【仮説2.技術力説】
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(メソポタミアのヒッタイトの戦車)
マヤは鉄器を持たず車輪、馬も使わなかった事から、徹底的な支配は困難であり、またジャングル内での運搬ができないので支配できなかったとする説。 しかし技術は、必要であれば編み出すはずのものであり、技術に根拠を求めるのは本末転倒であろう。
【仮説3.地理説】
最もメジャーな説。マヤは世界でも有数の多雨地域で雨季と乾季があり、しかも、水は直ぐに地下に浸透してしまう石灰岩質の地盤。そして日本と同じくらいの面積に分立国家が広がっているので征服するのは困難な場所である
または、痩せた土地柄なので戦争に必要な食料を確保できず戦争の継続が困難で征服できなかった。
→全土を統一支配する事ができなかった。
という説。
【仮説4.私権統合の必要説】
仮説2~3に共通するのは、戦争→統一国家となる必然性があるという事である。この点に注目したのがこの説。
マヤでも、メソポタミヤのように私権闘争が勃発し、私権性の高いものが他を略奪し始めるようになり、戦争が勃発した。戦争が勃発すると勝ち抜き戦になり最も力のあるものが勝ち残って統一国家となる。しかしマヤでは私権性が低く、戦争は徹底しなかったという説。(タバコを吸っていたので平和的だったという説もある。「歴史にタバコの効用を学ぶ」るいネット82951)
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(-北米先住民のパイプ-この「平和のパイプ」は、部族間にトラブルが起こった際、相手と戦うか和睦を結ぶかを選択する時に部族の意思決定のシンボルとして機能したり、あるいは和睦を結ぶ場合には、相手とこのパイプでたばこを回し飲み和睦の契りを結ぶなど、先住民文化の中で重要な役割を果たしていました。:塩とタバコの博物館より)

【仮説5.外圧対抗説】
統一国家といっても実は2つの様式がある。
一つはメソポタミヤのように集団を徹底的に破壊して支配する様式
もうひとつは、他集団を破壊せず服属させる様式(東洋に多い)で、マヤをはじめアメリカの古代文明もこの様式である。さらに、服属していく動機には私権獲得と外圧対抗があり、マヤはこの後者だったとする考えで、メキシコ地方のやや強大な国家に対抗するために部族連合したという説。そうであれば連合の必要が弱まればそれ以上連合を組む必要がなくなり、マヤが連合を組みつつ分立していた事実とも符合する。
以上、代表的な説を5つ上げましたが、マヤは実は「石灰岩地盤の地底で繋がった大帝国であり都市国家は見せかけの姿だった」というトンデモ説もあり、なぞは深まるところですが、縄文人とはモンゴロイド兄弟にあたる部族ですから彼らの状況に同化すれば答えが見えるに違いありません。
その3へつづく・・・・


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