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日本の神道や仏教が根底に持っている思想とは何か②

Posted By maru On 2007年8月28日 @ 9:30 PM In 縄文人の外圧,縄文人の集団統合 | 3 Comments

どーも、○です
以前、ちわわさんが投稿されていた『日本の神道や仏教が根底に持っている思想とは何か。』 [1]に、気づかされたことがありまして、今回は勝手ながら続編を投稿しようと思います
さて、ちわわさんの投稿に
「その原型を見ることが出来るアイヌでは、人間と動物に本質的な区別はなく、動物も植物も天の世界では人間と同じ姿格好をして、人間と同じ生活をしており、動物も植物もたまたま人間の世界に現れたときに、熊は熊になり、木は木になるに過ぎないといいます。本来皆平等なのです。人間同士の平等どころか、人間と動植物も平等なのです。」
とありましたが、日本人は動植物ばかりでなく、命なき物にも魂があると考えていました。
例えば、雷 が鳴れば
誰かの怨念だ (菅原道真公の話は有名ですね)
とかね。
それ以外にも、あらゆる自然災害を神(精霊)の仕業としたり、とにかく何でもかんでも「人間以外の何者か」の存在を意識していたんですね。
・・・とまぁ、これまでは読者の皆様なら誰もが
「何を今さら
と思われることだと思います。
でも
それだけじゃないんです・・・
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今回ご紹介するのは・・・
「九十九神」
と呼ばれるものです。
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「付喪神–と書いて、つくもがみと訓(よ)ませる。
つくも、とは九十九のこと。百に一足りないので、百から一を引いて「白」。白は白髪を意味し、途轍もなく長生きしたことをあらわす。それゆえに「白髪」を九十九髪と書き替えて「つくもがみ」と訓ませた。
器物が正しく使われ、長いあいだ機能を発揮できる環境にあるあいだ、その器物はすこしずつ霊を宿し、百年を間近に控えた九十九年目に、化けて出たり人語を話したりできるようになる。
これを「九十九髪(つくもがみ)」ならぬ「九十九神(つくもがみ)」と呼ぶようになった。

たとえば、古い日本では「煤払い」という年末の行事があった。これは古い年の霊を宿した物を一新し、新しい歳神を迎えるための用意とされる。
煤払いでは、一年間あるいは数年間使った器具類を家の外に容赦なく捨てるのだ。こうすることで、人を化かす九十九神たちは家から一掃された。
すみかを失った九十九神どもは、たがいに寄り集まり、夜半を過ぎると徒党を組んで夜の京大路を行進しはじめる。わがもの顔にふるまい、やがては京を占領する。

これを「付喪神」とも書くのは、「捨てられたものに(喪)についた神霊」だからである。」
~荒俣宏 『陰陽妖怪絵巻 絵解』より引用~
 
上記の絵は室町時代に描かれた「百鬼夜行絵巻」で、草履、杖、傘、黒布の付喪神が描かれています。
このように単なる「物」にさえ命が宿るとしているんですね。
この九十九神、実は妖怪と分類されるのですが、そもそも妖怪とは民間伝承の一つ(遠野物語とかね)で、当時の人の理解を超えた現象を妖怪の仕業としていたんです(「かまいたち」なんて聞いたことありませんか?この言葉も元は妖怪を指すものです)。もちろんアイヌにもこういった伝承は数多く残されています。
・・・いきなり何を とお思いかもしれませんが、
実はこの思考自体、大元には精霊信仰があるんですね。
そういう人智を超えた存在が不思議な現象を起こす、と
逆に西洋などでは、ドラキュラとかフランケンシュタインとか、人間に近いけど明らかに異質な化け物、なんて構図になります。フランケンシュタインなんて、死体のパーツを集めて生き返らせてしまうなんて話ですから、自然もへったくれもありません。
あるいは、「妖怪はいくらなんでも・・・」という方でも「八百万の神」という言葉は聞いたことありますよね
これも、あらゆるものに神が宿っていると言う意味なんですね。単に(唯一神信仰と対立する形での)神様がたくさんいるという意味ではありません。
また、自然を前して神々しい何かを感じること(ありますよね?)を、「怪談」で有名な小泉八雲は「神道的な感覚」と呼んでいます。
近代まで(民間伝承という形を取りながら)このような話が残っていること、今でも感じる自然を前にした時の不思議な感覚、これらから考えても日本人には縄文体質(思考?)が残っているということの証明ではないでしょうか?


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[1] 『日本の神道や仏教が根底に持っている思想とは何か。』: http://www.kodai-bunmei.net/blog/2007/07/000280.html

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