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インカにおいてミイラの意味・役割を探る -1(庶民のミイラ)

Posted By dokidoki On 2007年7月20日 @ 10:27 PM In Ⅸマヤ・アステカ・インカ文明 | No Comments

amam1.jpg 600年前のミイラ
有名なエジプトのミイラは一部の王様たちのミイラですが、インカのミイラの特徴は、それがもっと幅広く多様に行われていた事です。普通に埋葬してもミイラになる乾燥した風土のようで、様々な発掘例がありました。
歴史的にもインカ以前からミイラが重要だったようです。
まずはその特徴を事例から探ります。
その前に


特徴1:まずとにかく古い
世界最古のミイラはチリの古代チンチョーロ文化のミイラで、なんと7000年前のものだそうです。エジプトより数千年も古い。幼児のミイラですが内臓を処理して、粘土製の仮面をつけています。
1129-3-1-350a.jpg
次に古さもすごいですが数も半端じゃないのが特徴のようです。
特徴2:数が多い
数千体のミイラ発見 
ペルーでは近年、重要なミイラが何体か発掘されている。昨年2月、ペルー南部の学校の下から700年前のミイラが2体、建設作業員によって発見された。(これはインカ以前のもの)
2002年にはリマ郊外のスラム街の地下でインカ時代の墓地が発掘され、数千体のミイラが発見された。
(出展:2005年 ロイター通信)
この数にはちょっと唖然とします。もしかして世界中の他の国のミイラを集めた数より多い?これ以外にもミイラ発見のニュースは数多くあります。
さらに生活密着型という特徴があります
特徴3:生活に今も根付いている
ミイラと共に暮らすのはインカ時代ばかりでなく現在も続いています。
↓以下はNHKの紹介記事。
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>かつてインカ帝国が栄えたアンデス各地で、いまミイラの発見が相次いでいる。その結果、ここには世界に例のないミイラ文化が華開いていたことが判明してきた。・・・・・・・・・
アンデスのミイラは、家の一角に置かれ、服を着せ食事を与えるなど、「生きている存在」として扱われていた。人々はミイラと共に暮らしていた。その伝統は今も残る。
(出展:NHKスペシャル 失われた文明)
これほど日常的にミイラが生活に密着しているのは、7000年前から続、くミイラとの長い歴史のせいではないかと思われます。
決して権力者だけでなく、多くの人が死んだらミイラになることを望んだ宗教観があったのかもしれません。
インカ最後の皇帝アタワルパもミイラなることの出来ない火葬だけは逃れたいと願ったと言われています。  
この辺の謎はさらに王様のミイラ、生贄のミイラと見ていくことで、解き明かして行きましょう。


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