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十字軍って実は侵略軍だったって・・・ホント!?

突然ですがみなさん、十字軍 って知ってますよね
私の記憶では、十字軍といえば「少年十字軍」が印象に残ってます。
聖地を奪還するために、平均年齢12歳の少年少女が命を顧みず集結した な~んてとってもウツクシ~イ 物語だと思っていたのですが・・・・
トンデモナイ
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11世紀後半になって、イスラーム勢力に圧迫されたビザンツ皇帝が教皇に援軍を要請してきた。自身の権威を高める絶好の機会ととらえた教皇は、東方のキリスト教徒が野蛮な異教徒によって虐待されていること、「キリストの戦士」となってイエスの墓がある「聖地」エルサレムを解放する旅におもむくならば、「救い」に必要な罪のゆるしがえられることなどを人々に訴えた。この誇大宣伝は、東方の情勢に無知な西欧のキリスト教徒に大反響を呼んだ。
こうして東へ旅立っていった軍勢はのちに「十字軍」と呼ばれるが、実態は暴力的な巡礼団であり、援軍を呼び寄せたはずのビザンツ皇帝にとっても理解不能な狂信集団と映ったらしい。ビザンツと決裂した十字軍は独自に進軍してエルサレムを攻略、血の海につかりながら祈りを捧げた。その後大部分は帰国したが、一部の戦士たちはシリアの沿岸部を占拠して居座った。
領土獲得の野心を抱く戦士、権力を強化したい王、東方交易の利益をねらう商人などが勝手に行動するようになり、教皇は十字軍を制御しきれなくなった。とくに第4回十字軍は同じキリスト教国であるビザンツを攻撃して領土を分割するという大脱線をやってのけ、しかも教皇がこれを追認したことで、東方のキリスト教徒をも敵にまわすことになった。
もはや、イスラーム勢力やビザンツにとって、点在する十字軍の拠点は西欧からの軍勢をよびよせる危険な存在以外の何者でもなかった。13世紀末、十字軍勢力は東地中海から一掃された。
Purple Chamber [3]

十字軍とは、教皇が地に落ちた 権威を回復させるため、「聖地奪還」のお題目を掲げ、異教徒討伐に駆り立てられたキリスト教集団 のこと。
そして、暴走した十字軍は元の目的を忘れて野心の塊になり、同じキリスト教国を侵略し始め、虐殺・陵辱・略奪の行為を繰り返すようになる
当然ですが、聖地周辺ではとっても恐れられていたんです 😥
こうして十字軍は他の国に嫌われ、一掃されてしまいます。
なんだか、私の思ってた十字軍とはだいぶ違うけど・・・
要するに十字軍は、聖地奪還を言い訳にした掠奪集団だったんですね!!

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