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国家・市場を統合するのに文字が不可欠だった!

Posted By pingu On 2007年3月22日 @ 3:42 PM In Ⅷギリシャ・ローマ文明,ⅩⅠエトセトラ(その他諸々) | 2 Comments

こんにちは、みつこさんからバトンを受け取ったぴんぐ~ :D です
昨日とはうって変わって今日はとってもいい陽気 小春日和です
昨日のみつこさんの記事、なるほど~ です。
交易が始まって市場社会になると、文字が必要になってくるんですね
では、今日はその「文字」によって発展を遂げた古代ギリシアの事例を紹介したいと思います。
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文字は、迅速・正確・大量に情報を伝達する機能も有している。船、ラクダ、馬などに乗って人と物が動くようになると、粘土板やパピルスに書かれた情報もいっしょに移動し、短期間のうちに社会を大きく変えることもある。紀元前のギリシアは、その典型例といえよう。
アッシリアが大帝国への道をつき進んでいた頃、ギリシアは比較にならないほどの辺境だった。前1200年の大破局(第6章参照)によって人口は激減、政治組織や文字も消滅し、前9世紀になってもいまだ人口数千~数万の小国が無数に分立しているという有様だったのである。
 転機となったのは、交易のため頻繁に訪れるようになったフェニキア人からアルファベットが伝わったことである。ギリシア人はこれに母音をつけ加えるなどの改良をほどこして使用するようになった。楔形文字よりはるかに習得が楽な文字が普及したことで、知識を受け入れる基盤ができた。
 簿記に必要な文字を手にしたことによって交易も活発になり、ギリシア人自身も海外に飛び出していった。それにともなって、メソポタミアやエジプトから天文学、数学、医学などが続々と流入してきた。当初は小アジア沿岸のミレトスが舶来知識の窓口となったが、やがて本土のアテネが知的中心となった。その要因は、アテネが経済的にもっとも繁栄し、人口が多かったこともあるが、知識を担う人々の層が厚かったことが大きい。Purple Chamber [3]

弱小国だったギリシアは、文字が普及したことでこれほどの発展を遂げた。
不文律では統合できない規模になると、文字が絶対不可欠になるってことがわかりますね。
もうひとつ。文字は知識を得るだけでなく国家の統合にもとっても重要でした。

シュメールの遺跡から発見された粘土板文書は、約30万点になり、その95パーセントが国民経済の記録でした。手形、領収書、売買契約書、養子縁組や契約関係の承諾書、遺言書、労働者と給与の一覧表、書簡類です。
帝国が巨大になるにつれ、政府の末端まで命令や情報を送り、報告や情報を受け取るためのシステムに迅速性と確実性が求められました。巨大な国家は街道を整備し、交通の安全を確保しました。道は税や軍隊を運びますが、同時に、情報を送るのに重要な機能を果たしました。近代までは物品と情報はせいぜい馬の速さでしか送れませんでした。したがって、馬の速度が情報の伝達速度を規定しました。中央集権的な国家では政府の命令が速やかに辺地に届かないと国家の運営に大きな影響を及ぼします。帝国の大きさはその情報の伝達スピードに制限されていたと思われます。明快!森羅万象と百家万説の系譜 [4]

だから決定事を文書に残したり(契約書等)、中央の指令を文書化して国中に伝達したりと、文字が絶対必要になってくる。
そのスピード 、確実性 が国の力を規定していたといっても過言ではなかったんですね。
国家、市場を統合するには文字化=観念の固定化が必要ってことがよ~くわかりました
ぴんぐーでした


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[3] Purple Chamber: http://homepage3.nifty.com/ryuota/earth/history08.html

[4] 明快!森羅万象と百家万説の系譜: http://homepage3.nifty.com/ladybird/hp2/2003/35.html

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