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弥生時代に持ち込まれた祖霊信仰

Posted By bunchan On 2007年2月13日 @ 9:48 PM In Ⅴ中国文明,弥生ー律令時代の国造り,弥生ー律令時代の集団統合 | 2 Comments

こんばんは~ 最近信仰ってなんだろう~?と追求中のbunchanです
ひとことで「信仰」といっても、いろんな信仰があります。
始源人類の最初の信仰は、「精霊信仰」でした。
精霊信仰とは、万物の背後に霊を見るというもの。あらゆる自然を注視し、それは観念機能の獲得にもつながっていくものでした。縄文人もこの精霊信仰をしていたと思われます。縄文から弥生に時代が移ったとき、弥生時代にもたらされたのが「祖霊信仰」でした。もともとは皆同じように墓に葬られていたのですが、特定の人の墓に特別な副葬品(銅鏡など)を一緒に埋葬したりやがてはその特定の人の祭祀を行ったりして先祖を祭るようになっていきました。
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福岡県須玖岡本遺跡出土の前漢鏡(草葉文鏡)のレプリカ「弥生ミュージアム」 [1] さんよりおりしています。
「祖霊信仰」ってなに?どこからきたの?
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「弥生ミュージアム」 [1] より引用しています。 画像もお借りしています。
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新しい支配原理となった祖霊信仰
弥生時代には他とは異なる豪華な副葬品や墳丘などを備えた墓が出現します。こうした墓のなかには、墓の周囲で祭祀が行われた痕跡が見られたり、墓と関係が深いと思われる場所から大型の建物跡などが発見されたりするものがあります。代表的な例が吉野ヶ里遺跡の北墳丘墓です。吉野ヶ里遺跡の北墳丘墓では中期後半に埋葬が行われなくなった後にも、墓に対する祭祀が行われていたことが確認されています。北内郭の主祭殿も墳丘墓と集落の南端に存在する南祭壇を結んだ線上に建てられており、墳丘墓を意識していたと考えられます。
主祭殿が建てられた弥生時代後期後半には、日本各地で大規模な墳丘を持った墳丘墓がつくられるようになり、これらの墓の周囲で祭祀が行われるようになります。前期末から中期初頭の福岡県福岡市吉武高木遺跡では、朝鮮半島製の鏡などの副葬品が出土した甕棺墓群が集中する墓域に面するような場所から、祭祀に関連すると思われる大型の掘立柱建物跡が発見されています。特別な墓とその墓に対する祭祀は、弥生時代の前期末頃には北部九州地方に出現していたと見られます。
こうした特別な墓とそれに対する祭祀の存在は、弥生時代の階層分化の状況を物語るとともに、特定の死者(首長霊)に対する社会的な祭祀が現れてきたことを物語っていると考えられます。弥生時代に新しく出現してきたこうした状況は、新たに生成してきた祖霊信仰の表れとみることができます。
重要なのは、こうした「祖霊」に対する信仰が階層分化に伴って首長制と結びつき、新たな支配原理として発展していったと考えられることです。首長霊を祖霊として祀り、特別な聖性を付加することで、その霊力を背景とした支配者の支配の正統性や力の保持がはかられていったと考えられます。新天皇の即位式である大嘗祭は、天皇家の祖霊とも言うべき「天皇霊」を新天皇が継承する祭祀儀礼であることが、多くの民俗学者により指摘されています。このような不滅の「霊」と、その霊を継承する人物に対しての神聖視ともいうべきものが、弥生時代に生まれてきたと想像できます。
古墳時代の大規模な前方後円墳の出現は、弥生時代の首長霊に対する祖霊信仰が、さらに支配原理として大きな力を持つようになったことの表れであると思われます。

ん? 祖霊信仰って、なんだか守護神信仰と似ていませんか~?
ちょうどるいネットにこんな投稿が   「中国社会の基本構造:宗族と祖先崇拝・儒教」 [4]
オリエント・西欧が父系転換に伴い、集団間の対敵意識を高める守護神信仰に収束
中国は、掠奪闘争の圧力に対して、単一集団では血縁集団の結束力を強化する方向で対応
西洋は守護神信仰、東洋では祖霊信仰 で集団の結束力を図った。
さらに、日本においては、弥生人によって中国からおそらく朝鮮を経て祖霊信仰が持ち込まれ、そしてそれが縄文人を支配するときの支配原理として使われたということなのでしょう


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[1] 「弥生ミュージアム」: http://www.yoshinogari.jp/ym/pages/top/index.html

[2] Image: http://blog.with2.net/link.php?163891

[3] Image: http://history.blogmura.com/in/023841.html

[4]  「中国社会の基本構造:宗族と祖先崇拝・儒教」: http://www.rui.jp/message/14/03/51_c648.html

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