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宗教と観念支配

Posted By hiroshi On 2007年1月25日 @ 10:37 PM In Ⅵメソポタミア文明 | 3 Comments

時代による都市や国家の支配形態を探るには、その時の宗教の変化が参考になります。宗教はそもそも、人々の行動に大きな影響を与える観念ですから、その観念を巧みに操れば、民衆を服従させることも可能になるわけです。このような観念操作はいつ頃から始まっていたのでしょう。 :roll:


古代メソポタミア時代の一時期(4~5千年前)、シュメール人がウバイド人を駆逐し、やがてウバイド人をアッカド人が駆逐するというような変遷を辿っています。南風博物館の内容をちょっと引用させていただきます。 :-)
>アッカド人の宗教はどういったものだったのかは、よくはわかっていない。おそらく、シュメール人の宗教から多くを取り入れたものだったのだろう。ただし、神の名前はシュメール人のものとは異なっている。
 その性格と役割はあまりはっきりしないが、主神はイルといった。その周囲にはべる三位一体の天体、すなわち月・太陽・金星が神の象徴としてみられ、それぞれシン(月神)、シャマシュ(太陽神、おそらく女神)、そしてイシュタル(金星)という。彼らはシュメールのナンナ、ウトゥ、イナンナと同一視され、融合していったと考えられる。
リンク http://www005.upp.so-net.ne.jp/nanpu/history/babylon/babylon_rel.html [1]
アッカド人がシュメール人を駆逐した際に、名前は違うが、シュメールと同じ太陽神、女神、金星を象徴とする神を崇拝したと言うことですね。これは、観念上の切り替えで、被支配民を上手く服属させる手法だったと見ることはできないでしょうか?
民族が総入れ替えとなるような過激な侵略ではなく、先住者と上手く折り合いを付けながら支配をするというやり方がこのころから行われたのかもしれません。宗教を代表とした観念支配というのは、掠奪の限りをつくす侵略に比べ、支配者にとっても痛手の少ない支配の方法なのでしょう。
宗教の変化から国家の覇権の形を類推するということも面白いと思います。 :-)
ヒロシ


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