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縄文人はどんな服装だったのか?

かつては毛皮を腰に巻いて、原始的な生活をしていたと考えられていた事もあったようですが、実際には想像以上に洗練された服装をしていた ことが分かってきました。かなりおしゃれな人々であったようです。
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以下は縄文人の服装について良くまとまっているサイトです。
縄文人は刺青もしていたようです。これにはかなり驚きです。
詳しくは 縄文世界 [1] を覗いてね!
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まず、鹿皮などで作った貫頭衣型(ワンピース型)の衣服が考えられます。しかし、一人分を作るのには鹿皮だと二頭分が必要になり、皮製の服は貴重品であったと思われます。(または、冬の防寒用としていたとも考えられます。)
その為普段は植物性繊維の衣服を着ていたのではないかと考えられます。
素材的には、クズ、アオソ、アカソ、イグサ、ヤマブドウの蔓、樹皮などが考えられますが、もともと、繊維を撚ったりして縄などを作ることなどお手の物だった縄文人にとっては、比較的に簡単な作業であったと考えられます。
夏は涼しい植物性素材の衣服を、冬には皮製の衣服をと、使い分けていた可能性があります。
シャツ状の上衣とパンツ或いはズボン状の下衣の組み合わせも当然考えられますが、現代風のズボンは作るのが難しいので、布を脚にあてて、部分的に後ろで縛るような物だったと考えられます。
縄文前期以降は、ドングリなどの堅果類のアク抜きをした時に出たタンニンで皮をなめしていたようです。
布を補強する目的も兼ね、刺繍がなされていたのではないかと考えられてもいます。

※上記の植物性繊維の衣服もかなり精巧に作られていた可能性があります。以下は約1万年前、約6~5千年前の縫い針です。これは現代とさほど変わりはありません。1万年前からこんな針が使われていたとはこれまた驚きでした。
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 ↑長野県 栃原岩陰遺跡から発見された鹿角製のぬい針(約1万年前)
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 ↑青森県山内丸山遺跡のぬい針(約6~5千年前)
縄文時代のはじめには骨や角で作ったりっぱな針がつくられていました。それも今の針のような細いものから、五寸釘(ごすんくぎ)くらいのまで、それは様々です・・・それほどの大小そろった針があるということは、ちゃんとした服があったことを表しています。 縄文人のくらし [4]
By:R

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