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様々な説からみる土偶とは??

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 土偶については様々な説があるけど、「どこかにまとまっているのないかなー・・・」と、思った人は多いんじゃないかな そんなことを思っていた時、友人に良いHP(http://www.kenkenfukuyo.org/reki/konoha/konoha01.html [1])を教えてもらったので紹介します 😀
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縄文時代の特殊遺物として知られる土偶の意味については、次のような説明がなされている。
① 土偶は女性のみが有する生殖の特殊な機能を神秘的に考えて、ある種の呪物として悪霊を除ける力のあるものとして製作された。*1
② 妊婦や産婦の死亡は重大事で、それらの生命を奪いに来る悪霊の目をまどわすため、妊婦や腹の子に代わるものとして土偶を用意した。*2
③ 土偶は妊婦が死亡した状態を表現した物であり、おそらく破壊することによって、不幸にしてこの世には人間として生まれ幸せになることは出来なかったが、あの世に行ったら、完全な人間として生まれ変わって欲しいという願いを捧げて、妊婦と胎児と土偶の三つを一緒にして葬った*3
④ 初期に作られた土偶は、女性でも男性でもなく、その顔かたちは「現実のかたちを超え、いわば神にも似た力そのものであり、不可視の精霊のイメージ」である。*4
⑤ 土偶には、乳房を隆起させ、或は下腹部を膨脹させて妊娠の状態を示した女性があることから、これは、女性崇拝の対象とされた。*5
⑥ 土偶のほとんどが女性であること、また破壊されているということから、女性が子をみごもり、産み、育て、死に、そして再生するという輪廻観をあらわしている。*6
⑦ 土偶文化圏とクリ文化圏が一致することから、縄文人にとって重要な食料であったクリに関連する豊穣の儀礼に、土偶が大地母神として使用された。*7
⑧ 屹立土偶は、東日本で縄文中期からあらわれる二〇㎝以上の大きな表現力の豊かな安定性の良い土偶で、出土状態も環状集落の中央からほぼ完全な形で出土することがあり、補修痕のある例も多いことから、もともと守護符、お守り、形代であった女性像が昇華して、まつられる対象になったことを意味するものである。*8

 土偶には縄文時代すべてを通じて、重要な情報を与える「ひとみ」と「歯」が表現されていない。*9
 黄泉の国では、見てはいけない、食べてはいけない、ということを意味するのであろうか。
 以上を総合すると、土偶を通して「生命を生みだす力」に神を感じていたと思われる。(引用終わり)
 土偶は縄文時代1万年も続いた文化、地域も年代も多様に渡っていることから、そこに込められた想いは決して1つとは限らない どの説も興味深いものであり、今後の更なる解明に期待したいですね。 🙂
ダイ

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