- 縄文と古代文明を探求しよう! - http://web.joumon.jp.net/blog -

二重構造モデルの補足

こんにちは、カッピカピです。
yuyuさんが以前に書いてくれた記事 [1]に出てきた「二重構造モデル」について調べていたところ面白いHPを見つけたのでご紹介したいと思います。
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ご紹介するのはHLAを使って日本人の成り立ちを研究した結果です。
HPアドレスはこちら→「弥生時代の渡来人」がやってきたルートは4つある [4]
yuyuさんの記事でも、遺伝子による研究結果が報告されていますが、このような科学的な分析結果は、説得力があり、非常に有用であると感じます。
このHPによれば、HLAとは正式には「ヒト白血球抗原」と言い、白血球の表面に存在するタンパク質のことで、日本人の場合、メジャーなHLAのタイプは、ほぼ八つに集約される事が解っているようです。
(簡単に言うと、血液型みたいなもの?)
そして、このHLAのタイプを利用して、弥生時代以降の渡来人のルートを探ろうというのがこのHPの目的です。
まず、下の図を見てください。
toraijin.jpg
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/5/5-26.html [5]
4つの線が大陸から日本列島へと向かっているのがわかると思います。
これが、日本人に多いHLAタイプの由来を追っていった結果です。
この研究している、東京大学の教授・徳永勝士氏によれば、
「HLAの分析からは、弥生時代以降、アジアの様々な場所から、日本列島に繰り返し人々がわたってきた事が解ると思います」
とのこと。この研究が進み、渡来人のルートだけでなく、渡来時期や回数まで分かれば、縄文から弥生への移行の様子がより詳細に判明するのではないかと思います。

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